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2019.12.10 Tuesday

2019年12月11日(水) 船橋 クイーン賞(JpnIII)

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     沖縄にプロ野球チームができるということでどうやら現地では盛り上がっているそうな。沖縄内部での盛り上がりなどこちらでは肌で感じることができないから実際のところは知らないが、今年NPBを退団した選手も続々加入するということで、プロ野球ファンもすこし注目している様子だ。
     この沖縄の新チーム、琉球ブルーオーシャンズは最終目標としてはNPB参入だそうだが、当面のところ独立リーグに参加することになるのだろう。そこで気になったので、独立リーグとはどのように成り立っているのかについて少し調べてみると、だいたいは広尾晃氏が記事にしているので、興味のある方は広尾氏の記事を読めば概ねのことはつかめるだろう。ここでは紹介にも入らないレベルのざっくりとした外観だけ書き留めておく。
     「サカつく」などのゲームをやったことのある人なら独立リーグの経営に関しては、簡単に想像できるだろう。プロ野球は親会社が単体でスポンサーとなってその傘下で運営しているわけだが、独立リーグでは多くのスポンサーを集めて資金を出してもらって、それを運営費に回す。チームの社長が切り盛りしていくわけだ。つまり、プロ野球球団はカネに関しては親会社任せ、球団単体としては野球のことだけやっていればいいけれど、独立リーグは経営と野球と両方の業務を一手にこなさねばならない。野球を見せることでカネを得るという、こんな例では悪いのは承知だが、駅前で楽器鳴らしてつり銭を稼ぐ大道芸人と同じである。もちろんプロ野球選手だって野球を見せることでお金をもらうという本質は一切変わりないが、プロ野球選手がテレビの中で騒ぐ芸能人だとすれば、独立リーグの選手はストリートミュージシャンのようなものだろう。
     もちろん、独立リーグの選手はそこが最終目標ではない。独立リーグの中でどれだけ活躍しても年収などサラリーマン(そのサラリーマンの年収がダダ下がりしている昨今だから比較するのも難しいのだが)と同じかそれ以下。当然、プロ野球選手になるための準備のための機関として独立リーグは認識されている。だから、1日でも早くプロ野球から声をかけてもらえるように1秒でも無駄にしない…そのように殺気立ってるのかと思いきや、思ったようなハングリー精神が見られないという声も聞かれる。
     しかし、あまり野球偏重になるよりははるかに健全であるかもしれない。どんなにプロで活躍しても、その後の人生の保証がなされる人間など、1000人近いプロ野球選手の中の10人ぐらいだろう。プロ野球という枠に入るだけでも大変なのに、そのまた更に一握りとなると到底計算できるものではない。野球選手だって、引退してからの人生のほうが長いのだから、つまりいずれは社会人として働く時がやってくるわけだから、その訓練もしておきたい。昨今の独立リーグでは、選手育成とともに社会人育成という側面も大きくなってきたようだ。これはおそらく、独立リーグを旗揚げする際に関わった人たちの多くが、第二の人生に向かう際に辛酸をなめた経験があるからなのだろう。
     選手の話はほどほどにして、運営や沿革について語ろう。前世紀にあった独立リーグがあ、などという細かい話は置いといて、要は15年前に近鉄とオリックスが統合するっつうことで、そのときにパリーグ球団が足らなくなる。そういうわけで新しい球団を作ろう、なんて話になっていた(ナベツネなんかはむしろ球団を減らそうとしてたんだけど、選手側は2リーグ12球団維持を死守しようとした。そらそうよね。選手の枠が減ったら雇用機会がなくなるのだから。詳しくはウィキのプロ野球再編問題に掲載。)楽天がー、ライブドアがー、とか騒いでいた時の話ですな。
     それで、二つの動きがあった。一つは四国。もう一つは北信越。四国のほうは、初めから独立リーグのつもりで、元西武の石毛が積極的には働いて独立リーグを立ち上げた。こっちのほうは構想をずっと東京でやってたりしてあたふたしながら見切り発車だったのかチーム生成までの過程がよくわからない。2004年のごたごたのさなかから発足して2005年にはさっそくリーグ戦を開始しているあたりはある意味すごいと思うが。結局石毛さんは右往左往する中泥沼化したが、鍵山誠氏が引き取って頓挫しかかったリーグ構想を軌道に乗せた。その後、九州や三重などから参加を申し出たチームがあったので四国アイランドリーグ”plus”と改めたのだが、どこのチームも経営難で結局撤退。現在は四国の4チームだけでリーグを戦っているが、いつでも新しいチームが来られるように門戸を開いておりますよとのことで”plus”は外していない。
     北信越のほうは、新潟アルビレックスがプロ参入目的でチームを作って準備進めてたんだけど、楽天があっさり東北に球団作って話は終わっちゃった。作ったチームはそのまま解散させちゃうのもなあ、という流れだろうか。こっちはこっちで独立リーグでやっていこうということで出来上がったのが北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ。はじめは新潟(アルビレックス=「アルビレオ(はくちょう座の二重星)」+「レックス(ラテン語で“王様”)」)、富山(サンダーバーズ=もちろん富山の県鳥・「ライチョウ」より)、石川(ミリオンスターズ=「加賀百万石の“百万”」+「英語の“星”」…そういや百万ボルトも金沢発祥か、あとゴーゴーカレーも、金沢カレーってなんだよ(哲学))、長野(信濃グランセローズ=「グラン:フランス語の“偉大な”」+「セロー(serow):英語で長野の県獣である“カモシカ”…県獣なんてあるの初めて知ったゾ」)の4球団だった。公式戦が始まったのが2007年。こっちのほうは早々に加入チームが増えていって順調に成長しており、2007年につけた名称を翌年にはベースボール・チャレンジ・リーグに改称し今に続いている。略称でBCリーグという。前年のように北信越だけのリーグでなくなったため、最初の文字が取れたわけだ。
     そしてもう一つ関西独立リーグというのがある。これはまたまた石毛宏典登場。今度は石毛氏は関西地区で独立リーグができないかという考えを持った。そうして、経営基盤などそっちのけで関西独立リーグなるものが出来上がったが、これは黒歴史なのであまり触れないほうがいいかもしれない。(どうも石毛さんの行動はそそっかしいというか根回しというのが十分でないのかもしれない。)2009年に結成するものの激しい離合集散の末にチーム加盟数が先細りしていき2013年には解散してしまう。その時の途中まであったチーム(兵庫ブルーサンダースと06ブルズ)が改めてリーグを作り直そうということで再建に尽力し、現在では二代目関西独立リーグがようやく新たな一歩を踏み出したといったところである。

     独立リーグの紹介はこんなところで、これからどうなっていくのだろうか。発信力が備わった現在であれば、コンテンツとしての魅力があればいくらでも集客はできるというのが現代の方程式であるが、いかんせんギャンブルのように客が参加できるものじゃないとなかなか客に見てもらうというのは難しい。まして芸術と違ってモロに実力が結果に出てしまうものだから、独立リーグという野球単体でプロ野球と戦うというのは厳しいものがある。
     なんにせよ、商業という観点からすれば、自分たちの活動圏外の客を取り込めてないのは問題だ。これは先々週に行ったように、地方競馬なんかネット投票で全国の人間を客に取り込めているからものすごく収益に貢献するわけであって、つまり商圏外から財貨を獲得できる点に意味があるわけだ。これは貿易の話でよく外貨獲得と言っているのと同じ原理である。
     そうすると、やはり全国区のコンテンツにしていく必要がある。そのために、地域内でリーグ戦を戦って、地区対抗別という全国大会の場を設けることで、全国区のコンテンツをして成立させようとする試みは極めて妥当なものだろう。しかし、それ以外にも、あるいはネットの人気者、いわゆるインフルエンサーを使って集客を呼び込むことも考えられるだろう。野球なんかでいえばトクサンTVとか高木豊あたりだろうか。興味ないから見てないけど。もちろん、それでも野球という枠だけで勝負するのは、それが理想であるとはいえ、厳しいものがあるだろうから、何かしらとのコラボレーションも入れていかねばならない。このあたりがサッカーと違って難しいところだと思う。サッカーは、現実的にどうであろうかは別として、J3のチームでもJ1の優勝は狙えるわけだから、純粋に応援しているだけでも応援のしがいがある。野球は現状どうしてもNPBと同じ土俵に立つことは想定されていない。もちろんサッカーの天皇杯のようなリーグ混合トーナメントを行う手もあるが、NPBにとって何一つメリットない提案では相手にされないだろう。したがって応援のモチベーションが上がらないのみならず、全国一位を狙えないというのは、それだけで全国区のファンを取り込めない壁になってしまう(全国リーグということになれば、地元じゃなくても応援したがる人がついてくるものだというのは野球を見ればわかる。自分だって神奈川の人間なのに縁もゆかりもない中日を応援してるし、まわりもベイファンなんてほとんどいなかった。自分名古屋人なんかちっとも相性良さそうじゃないのに(笑)。それにしても竜党も少しは寛容になれいや。大野が来年FA行使する云々言うたら手のひら返して罵詈雑言並びたてよる。ええやないか、昔ながらのトラキチなんやったら。金積まれてどっかのボンクラ球団で日向ぼっこするのとは違うんやから。せやけどトラを相手せんようになったら大野は稼ぎどこなくなりそうやが(笑)。)
     ちょっと話はずれていくが、野球に限らず、地域自立の時代、地域ごとにキラコンが求められる時代というか、社会の没個性化によって伝統とか地場産業が淘汰されちゃったからね。それで新しい個性を求めてゆるキャラだのアニメの聖地だのやってるけど、そんな子供だましの張りぼてじゃあどうにもならんですね。皮肉なことに、合理化の反動として今度は個性が求められるようになった。ここでいう個性というのが、昔ながらのものでない、したがって根付いていない、それすなわちなくてはならないというものでない、潜在的需要はゼロというわけだ。これを売り込むのは大変難しい。
     これは人気ブログやユーチューバー、まあ芸能一般に全く同じ現象が言えることなのだけれど、とにかく人気をつかもうとするあまり、一瞬で人気を占めようと努力しがちである。このことは町おこしのケースにおいても、観光都市にしようとしたりしてゆるキャラだとかアニメの聖地だなんていう瞬間最大風速的なイベントをてこにしようとするのとよく似ており、さらに言えば前世紀におけるハコモノ行政とうり二つの戦略なのだが、良くても一発、悪くて不発、ということになってしまいかねない。コンテンツの育て方というのはまだまだ研究しなければならないところは山ほどあるけれど、細く長く辛抱強く、相手に好かれるのを待たなくてはならない部分もあるのだろう。結果を早く求めようとすればするほどうっとうしくなるのは間違いないはずだ。

     それにしても、北陸だの信越だの、地方の紹介はたいへん書きづらいというのも問題だ。BCリーグの起源は新潟になるとしたら、これは北陸とは書いていいのかどうか。しかし北陸は原則北陸三県(福井、石川、富山)と紹介されることが多いので明らかに違和感がある。新潟は上越ということで単体扱い、あるいは甲信越ということで新潟、長野、山梨の三県の一部と認識すべきなのか、さっぱりわからん。今回は出てこなかったが、静岡というのも扱いが微妙だ。関東ではないだろうが、かといって中部地方に入るのかとなると、中部地方の中心が名古屋っぽいことからすれば離れすぎている(東海道線で見れば東京―静岡間と静岡―名古屋間はちょうど同じくらい、料金は同じ。)静岡はピンチだよなあ、昔は自動車産業、その次にサッカー(我々の幼少時代はサッカー=静岡というイメージが強かった)となんとなくアイデンティティがあったのに、サッカーも微妙、ウナギも取れないじゃあ、何を売りにしていけばいいのか。焼津だって魚取れてるかわからんし。夏も近づく八十八夜のお茶ぐらいかなあ。

     

     まあ、そんなことより、クイーン賞。あんまり予想することないなあ。ラインカリーナとクレイジーアクセルがいる今回はどのようにペースを作っていくのか。おそらくはラインカリーナが鼻に立っていくだろうと思う。実力的にはブリーダーズ組がそのまま入ってきそうで、それ以外の馬だとクレイジーアクセルがレディスプレリュードで4着に入っているのでなんとか戦えそうってレベル。昨年3着のオルキスリアンは今年は上位メンバーが強い分厳しそう。おこぼれを拾うとすれば、アルティマウェポンかトーセンガーネット。トーセンは左海が機転を利かせて着狙いすれば馬券内はあるはず。
     ブリーダーズ組で昨年はこのレース惨敗したプリンシアコメータはとにかく前が早くなりすぎなければいいわけだが、今年もラインカリーナがいるのでこれで沈没の可能性が上がってしまった。このことはクレイジーアクセルに関しても言えるのだが、ラインがもし抑えていってくれるのであればクレイジーはまだ生き残れる可能性がある。
     先週の勝島はモジアナフレイバー、ノンコノユメ、リコーワルサーの3強と言ったが微妙に外れ。今週も2枠、アンデスクイーンとラインカリーナは確定して残り1枠だと考える。それをクレイジーアクセルが生き残るのか、それとも追い込み勢が差してくるのか、これをどうとらえるかだが、ラインカリーナが徐々にペースを上げていくにつれクレイジーはきつくなるとみて後者をとる。予想は以下の通り。アルティマとトーセンの取捨はヤマ勘。レディスプレリュード見ればアルティマの成績は気になるが、無欲の後方一気だと思うので重視しない。

     

    ◎Д薀ぅ鵐リーナ…距離もばっちりだろう。自分なりのペースで運べば結果出る。
    〇アンデスクイーン…ラインカリーナが心地よいペースを作ってくれる。やりやすい。
    ▲トーセンガーネット…春は関東オークスでラインに完敗。今度はもっと詰め寄りたい。

    2020.02.25 Tuesday

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